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英語 長文読解のコツ_1

受験英語の長文読解のコツ1 総論

この記事は、大学受験をする生徒さんのために、理系でも文系でも重要な英語の中で得点源となる長文読解のコツに関することをお伝えします。

日本の英語の長文は異常に難しいです。
しかしポイントは、問われているものに対して「正解」すればいいのです。
この記事を読み、長文読解を攻略するための重要なコツをつかんでください。

英文をイメージ化すべし

長文の読解問題で出た英文を、読みながら、それから思い浮かぶ景色、動作などを
イメージ化(画像化)しましょう。
「イメージ化」する。
これが大切です。

英語であろうが日本語であろうが書いたのは人間です。
だから書いてあることは 同じ物が、イメージ化できます。
活字をイメージ化する練習を普段からやりましょう。
ときどき、「あれ!? 顔は思い出すんだけどーーー、名前が出て来こないなあ!?」
となりませんか?

人間は、イメージ(画像)で 覚えた方が 忘れないのです。

英単語をイメージで覚えるべし

それにはまず英単語をイメージ化して覚えることが必要です。
英単語の活字と日本語訳の活字 と を一対一で 覚える今までの方法をすべて否定はしません。

しかし、実用的な英語を使えるような英単語の覚え方も、身につけましょう。
英単語を発音しながら、その英単語の意味からマンガでもいいのでイメージ化しましょう。
apple と あったら 「りんご」と 日本語の活字に翻訳し、
それから「りんご」の画像や酸っぱさを思い出すことは
やめましょう。

もしappleのように易しい英単語ではない場合は、ネット辞書や電子辞書の「英英辞典」を引きましょう。

NOTE:<「英英辞典」には、引いた単語に対して、わかり易い英語で、意味が書かれています。ネット辞書や電子辞書の「英英辞典」を是非活用しましょう。
英単語の意味を「易しい英語で」深堀りできます
「英英辞典」を使いこなすと、英語力がぐっと上がります。英作文の力もついていきます)。>

実用的な英語を身につけるための英単語学習法は、appleを英単語の代表例にすると、
1)appleとあったら、いまはネットでWEBLIOなどの電子辞書がありますから、PCで発音して、音をしっかり聴く(ネット辞書WELIO参照)。

2)音を自分の声で真似をする。できれば4,5回。
3)そして、同時に、りんごの画像

をイメージする。
これが 大事です。

語学が得意なひと、何カ国語も話せるひとは、

脳の中でイメージにしてから、

話し相手や、居る国によって、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、日本語 などに
してアウトプットします。

テニスをやっている人なら誰でも尊敬する フェデラーがいますね。フェデラーは、スイス人です。
スイスのようにドイツ、フランス、イタリア、オーストリア、リヒテンシュタインの6カ国で囲まれた国に生まれ育ったら、自然と多言語があやつれて幸せです。

フェデラーはさらにテニスで世界的な大会に出てますから、当然、英語もあやつれます。
一方、日本は島国で単一民族国家です。
日本の英語教育は、島国で単一民族国家であるため日本語で生きられてしまう。英語は特に不要であるというデメリットをわれわれ日本人は持ちます。

それにもかかわらず、この英語は特に不要であるというデメリットを克服した教育をやっていません。
これじゃーーーだめ ですよね。

ずーーーと、日本は伝統的に英語教育は、「文法訳読法」によるものでした。
もちろん長所もあります。しっかりやれば書くことと読むことは精確になります。
しかし、聞けない、話せない、すなわち、実用的ではない、という短所の方が大きいです。

ほとんどの生徒さんは、英語の授業は、1)リーダの時間、2)文法の時間 に分かれて受けたと思います。

1)リーダの予習では、
授業で講義される対象のレッスンのところを開ける。
ノートに英文を写し書きする。
分からない単語を辞書で引く。
対象のレッスンの基本的な文法事項を読む。
そして、一文一語を、逐次 翻訳する。

2)リーダの授業が始めると、
「誰々さん、レッスン5の最初の段落を読んでください。読んだあとその段落を訳してください。」
という具合に、淡々と、あまり内容的に面白くない(文科省さま、ゴメンナサイ)内容を読み下していったと思います。
当てられた人以外は、赤ペンで自分の訳「あ、ここはこう訳すのか」と訂正して。

3)その時間のレッスンで文法的に大事なところは、先生が黒板で これは関係代名詞というもので、その直前の名詞を指すものです・・・と、小難しい文法用語で まくしたてて、
「はい。今日はここで終わりまーーーす。次回のところはよく予習をしておきましょう。」
起立、礼 着席 (授業終わり)・・・なんて 感じで進んだと思います。
受験直前の生徒さん以外の、特に、高1、高2、あるいは中1から中3で、この記事を読んでくれている生徒さんは、
単語の覚え方を今やっている方法に加えこのブログに書いてある方法を加えましょう。

使える英語じゃないと つまらないじゃないですか!?
中高6年もやって、NATIVEと話せない、NATIVEが言っていることが書けないなんて!
徐々に、変わりつつはあります。共通テストにリスニングが入ってきたからです。
共通試験は去年までですが、共通試験のリスニングの過去問を聴いてやってみると、
明らかにどんどん難しくなってきています。
やっと日本の英語教育は変わっていく(と信じます)。
音ではありませんがイメージ化のために有効な本として、

たとえば、

pictorial English dictionary

があります。

感動的な辞書です。かなりの日常の物が、イラストで書かれていて、それぞれに英単語が紐付いています。
この辞書を初めてみたとき 「なんで、この辞書にもっと早く出会わなかったのかーーー!」と思いました。
英単語をイメージで覚えながら、音を聴くべし、真似して発音すべし
日本語とは異なり、英語は「音標」文字です。

「音」が分からなければ、意味が分からないのです。

すなわち、「音」が聴こけえければ、そして「音」が発音できなければ、リスニング・スピーキングはできません。
英単語、英文をイメージで捉えることができれば、
日本語で対応する訳語が多少分からなくても
長文読解の問題を解くことができるわけです。

ところで、
かって、元森総理大臣のときに、「ゆとりのある教育」と称する教育改革がありました。

このとき英語で最悪の改革が2点ありました。

一つめは、発音記号 を教えないようにしたこと
二つめは、筆記体  を教えないようにしたこと
です。

どちらも、明らかに 英語教育の後退につながっています。いまだに元に戻りません。

ですから、日本の政治、行政に頼っていては、あまりにも英語教育の改革の速度が遅くて、話になりません。
話せる、かつ、聞ける、実用的な英語を身につけるには、「自ら」が勉強方法を変えなければいけません。

もちろん、それに気づいている特に私立中高では、NATIVEの先生を雇い、実用英語を教えていますが。
「英語の活字と、その活字から頭に浮かぶイメージと、その活字や英文を音でとらえること」
これをぜひとも ワンパック で 英語を勉強しましょう。
機会がもしあるならば、交換留学で英語圏で一年暮らしてみましょう。
大学に入ったらアルバイトをして、是非英語圏に一人旅をしましょう。
否が応でも、英語を必死にしぼりださなければ ならなくなります。ジェスチャーもまじえ。

大変いい 修行 です。

日本にいたら、実用的な英語を身につけるのには、相当な努力が必要です。

ピンチはチャンスなり

行動しましょう。

ホリエモンのいう「多動力」です。

友人は、日本にある米軍基地の兵隊さんと友達になって実用英語をマスターしましたが・・・
やる気になれば いくらでも 方法はあります。

「英会話喫茶」に入り浸るのもいいいです。GOOGLEで「英会話喫茶」と検索してみましょう。
家から電車でいける範囲なら、訪れてみましょう。いつでもNATIVEとお茶しながら英会話が楽しめます。
いまや近くに英語圏のNATIVEが住んでいることもあるでしょう。積極的に話しかけて友達になりましょう。
NATIVEも喜びます。

日本のアニメは人気のあるものはかなり会話の風船の中を英文に訳して売っています。
それを買って読むのもいいでしょう。すでに自分がストーリーを把握している本が最適です。

長文問題に取り組もう

上記のように 英語を 活字からイメージと音をとらえる練習をしながら、英語の長文問題に取り組みましょう。
段々に、今までの 日本語逐語訳で 読んでいったときと、まったく違う英語脳を持つ自分になっていることが分かるはずです。
ときどき日本語脳に戻るかもしれません。それでもいいんです。徐々に自分の脳を英語脳に変えていきましょう。
「継続は力なり」 です。

まとめ

英語の活字と日本語の活字との往復の勉強ばかりでなく、
英語→イメージ化→音声化
でいきましょう。

ぜひ受験英語の、長文読解の勉強を利用して
国際人への 一歩を踏み出しましょう。
受験は、大学合格のためだけにあると
考えると
スケールが小さくなります。
世界にはばたけるように!国際人になりましょう!

受験という機会を利用して
英語を使いこなせるようにして
合格したら、大学のキャンパスにいるNATIVEに話しかけましょう。
夏休みはそのNATIVEの家に遊びにいってしまいましょう。

きっと今までとは
別の世界が切り拓けるでしょう。

受験生ガンバレ ! 受験なんて・・・となげくことなかれ。
前途洋々。未来は明るいです。

何でもお問い合わせから質問してください。

受験生を応援し続けます。がんばれ!受験生。

ねもやん先生
根本義塾代表

 

 

追伸1
英語長文の読解は もう少し続きます。また気楽に訪れてください。
すでに投稿済みの
・受験英語長文の読解のコツ_概論
・受験英語長文の読解のコツ_パラレリズム
の2件もまだ読んでいなければ是非読んでください。きっとためになります。

追伸2
「イメージ」は、カナカナ英語で、デタラメな発音です。
カタカナ英語は、発音を日本人が勝手に変えているので注意しましょう。ときどき、受験にヒッカケ問題で出ます。
これもimageを電子辞書かネット辞書WEBLIOなどを使って正しく発音できるようにしてください。

"image"の発音は(ネット辞書WELIO参照)、

です。
【m 】 が 上と下の唇を しっかり閉じて出す音だから、唇の状態から 次の語は自然と 【 i 】 (イ)となり、「イミジ」と発音されるわけです。
文科省さま、お願いです。「発音記号」の 復帰をお願いします。ついでに「筆記体」の 復帰も。

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