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英語 長文読解のコツ_3

この記事により、
英語が苦手な、理系と文系の受験生に、
英語の最大の得点源 「長文読解」を得意にする方法を投稿します。

理系であっても文系であっても、英語は受験のとき必須です。

日本の受験問題の「長文読解」は、かなり難しい と いわれています。

本当に難しく、英語を母国語とするNATIVEさえ 難しいといっています。
ちなみに外国人という表現は嫌われるようです。ですからこのサイトではNATIVEに統一します。

しかし、「長文読解」を得意にしないと、英語で得点を取れません。配点が高いからです。
大学に入っても、理系であっても文系であっても、英語の教科書や論文をどんどん読むことになります。
社会人になっても 日本は国際的な役割をもつ国ですから、会社で特に実用的な英語が必要になります。

長文読解は、まず設問から読む

まず長文読解について

この受験勉強の間に、英語の中で「長文読解」の訓練をし、得意になる絶好の機会なのです。特に 人間として生まれて来て、一番記憶力があるのがちょうどこの16歳から18歳なのです。残念ながら20歳から記憶力の低下が始まるというのが定説です。
ですから受験という機会を利用して、「英文読解」を、英単語、英熟語および英文法とともにがんばって勉強しましょう。

受験勉強はなんでやるの!?となげくことなかれ、です。

たとえ受験勉強であっても、特に、英文読解、英単語、英熟語および英文法は、かなり早く役に立ちます。具体的には大学ではすぐに英語の論文を読むことになります。なかには英語の参考書を使う先生もいます。研究室に入ったり、大学院に進んだりしたらなおさらです。修士論文や博士論文では、世界に向けて自分の研究成果を発表するので英文で書くことになることも多いです。さらに、研究室の教授とともに、国際的な学会で英語で発表することもあります。。
まずは、「長文読解」をがんばって克服し、「長文読解」を得意になりましょう。受験では高得点を取るポイントですから。

長文問題は、初めから、英文そのものを読んではいけません

「まず設問から」読みましょう。

・設問を読むことで、英文に誰が何を誰とどうやって何を、すなわち、いわゆる5W1Hを、可能なかぎり、つかみましょう。
・設問でよくあるものとして、「次の中から上の英文のテーマはなんでしょう?」というものがあります。

たとえば5問から正解をひとつ選ぶ、一択で。

5問を一通り読めば、なんとなく これはありえないな、または、これだけ なんか 他と違うな、というものがあります。
すなわち設問には英文で何が書いてあるのか、「ヒント」が書いてあるのです。少なくとも書いてある分野が何となく分かります。

・英文の最後に、難しい単語の訳をつけていることがあります。難しい単語も、英文を読む前にしっかり把握しておきましょう。

「あるある」ですが、設問を読まないで長文を読むと、設問に入ってからまた長文を 「あれーーー!?これどこに書いてあったけーーー!?」てなことにもなります。余計な時間が発生し、すべての問題が解けないで終わることもあります。時間の効率的な使い方のためにも「長文読解」は、「まず設問」から、です。

イメージを持ってから英文を読むとだいぶ違います。

英文を読むときの注意点

英文を読むときには、
1)that構文のところで一時停止しながら、頭から読み進むこと。
2)パラレリズムに注意すること。
パラレリズムとは、2か3つ以上の単語、文、説 などが「同じ文法要素/構成」を持つように書かれる文章の書き方の態様で、修辞法の一つです。

1)について、たとえば、He thought that ・・・。とあったら、「彼は以下のように考えた。その以下とは・・・である。」かのように読み進めましょう。学校ではリーダーの教科書の翻訳では、後ろから前に訳すように、と習いますけれども。

しかし、これでは読むスピードが落ちます。

前から後ろに向かって読み下しましょう

主語のあとには動詞。動詞のあとには目的語が来ますから。次に何が来るか頭の中に空き箱を作って待ちましょう。この空き箱に次の語句を入れましょう。次から次へと。英単語が分かれなければとりあえず「カタカナ」で代用しましょう。多少英単語が分からなくても全体の意味は分かります。特に受験英語は、ぶっちゃけ、答えが合えばいいのですから。
どんどん練習してみましょう。読む英文中にある、接続詞 AND にまず 丸をつけるか若しくはアンダーラインを引きましょう。

次に AND の 両ワキ すなわち "A" AND "B" の 「"A" は何か?」 「"B" は何か?」
を 把握しましょう。

この練習を毎回やっていると、

"A" と "B" とが、ANDを中心に うまく、文法的に同格な2つが、「つりあっている」ことが分かります。
単語 AND 単語、文 AND 文、句 AND 句、が きれいに並んでいます。

ですから、前から後ろに読んでいるとき、AND に 出会ったら、
AND の 両脇は 何と、何か 立ち止まりましょう。
そして、また、後ろに向かって読み進んでください。

AND 以外も同じことがいえます。OR (または)でも。
"A" AS WELL AS "B"や、
NOT ONLY "A" BUT ALSO "B"
の、~と~ 同士でもパラレリズムできれいに、書かれています。

英字新聞のホームページや、共通試験の過去問や、自分の受ける大学の過去問で、試してみてください。

長文読解に必要な英単語、英熟語

1)英単語は、理想的には3000語

旺文社からターゲット1900が出版されています。
ターゲット1900を使っている受験生が多いことからも、2000語弱で足りるでしょう。
Z会の「速読英単語」も、推薦します。「速読英単語」は長文読解の練習になる、良さげな長文とその訳がついているからです。
「DUO」もいい英単語本ですけれども、受験には少しレベルが高いです。「DUO」はコンパクトさにも欠けます。受験生は多くの本をバッグに入れなければいけないのでコンパクトな本をすすめます。「DUO」は、合格後、や社会人になってから、TOEICなどの英語の資格を受けるのには好適です。
その他にも英単語本はありますが、大事なことは、必ず 発音と例文も覚えてください。英単語については、さらに別の投稿で覚え方をお伝えします。
一語一語、今日は何ページまでと覚えるのと、並行してやってほしいことがあります。日本語みたいに、辺や、かんむり などに 値する、接頭語で 英単語本を拾い上げる などのやり方です。またこのサイトでブログに記事として投稿します。その記事を訪れて読んでみてください。

2)英熟語は、英熟語を覚える前に、すべての前置詞をイメージ化できるようにしてください。GOOGLEで「前置詞」で画像検索すると、様々な、前置詞をイメージ化した図、イラストがあります。その中で自分にあったものを印刷して机の目の前にでも貼っておきましょう。
それから、基本単語+前置詞 からなる 英熟語を覚えましょう。前置詞のイメージが分かっていれば、基本単語との組合わの意味が把握しやすく、よって、記憶しやすくなります。英熟語本も必ず買ってください。Z会の「速読英熟語」を推薦します。英単語と同様で必ず発音しながら覚えてください。例文も覚えてください。Z会の「速読英単語」、「速読英熟語」は長文も載っているので 長文読解の勉強も一緒に終えられます。

長文読解に必要な英文法

英文法を説明した参考書は結構読むのが大変です。
途中でたいてい飽きます。
それよりは基本例文集を暗記しながら、辞書のように参考書を読むことをおすすめします。
基本例文集は、駿台文庫の「新・基本英文700」または、高校英語勉強会の「英作文の栞」をおすすめします。
特に後者の「英作文の栞」はズボンのポケットに入るほど、薄くてコンパクトです。相当な年数で増版を続けている陰の大ベストセラーです。「英作文の栞」の欠点は音声CDがないことです。
「新・基本英文700」には音声CDが初めから付いてきますけれども。
あとは、学校で使っている教科書や、文法の参考書に必ず、重要例文が載っています。
その重要例文でも十分です。例えばよく個別学習塾で使う「リード」などには、巻末に重要例文が載っています。
それをコピーし、日本語と 英語との 境目で折って、単語カードにステイックのりで貼り付けていけば
オリジナル例文集が完成します。単語カードなので、ポケットに入れて、電車を待つときなどのスキマ時間に ちらちら暗記を続ければバッチリOKです。
基本的な英文は丸暗記すると効果絶大です。英文法ばかりか、長文読解、英作文にも強くなります。

まとめ

一語一語、英単語を覚える生徒さんがほとんどかと思います。

1. しかし、英単語は、英文の中で、覚えましょう。
そうしないと、使えない英語ばかり頭の中に形成されてしまいますので。
日本人の英語が、中学校、高校、大学と英語を勉強しても 話せない、聞けない、実用性のない英語となってしまう大きな理由です。

2. 覚えるときは、聴いて、真似しながら発音して、覚えましょう。
大学や社会人になったとき、英語圏のNATIVEに出会ったとき、逃げずに、なんとか英会話をしてみましょう。
TOEIC800以上取っても 話せない日本人が結構います。これでは何のために英語を勉強したか、分かりません。

3. 「実用的」な英語を受験時代から意識しましょう。
将来のために。国際人になるために、外国人の友達を作るために。海外旅行、海外出張に快適にいくために。

受験生、ガンバレーーー!

いつも応援しています。

ネット家庭教師ネモト

追伸
このサイトには 受験英語の長文読解に関して、上で説明した「パラレリズム」についてわかりやすく解説した記事があります。
あわせて読んでおくと理解が深まりますので、ぜひ続けてごらんください。

【受験英語の長文読解のコツ2_パラレリズム】

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